北区ほくペイ10月5日スタート|30%プレミアムと先着ポイントの条件

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最終更新:2026年8月31日/本記事は東京都北区ポータル、ほくペイ公式サイト、北区の予算・補正予算資料、区長記者会見録、北区ニュース(区報)をもとに作成しています。サービス開始前の記事です。本文で「案」「予定」と書いた項目は確定していません。利用前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

先に結論から。東京都北区のデジタル地域通貨「ほくペイ」が、2026年10月5日(月)にアプリ提供開始となります。同じ日に「30%プレミアム付ほくペイ」の申込と、アプリを入れた人へのダウンロードキャンペーンが始まります。さらに8月26日には、区民限定で先着30,000人に1,500ポイントを上乗せする補正予算案が公表され、9月8日開会の区議会定例会に上程されます。区が見込む発行総額は18億円以上。始まってから動くと出遅れる規模なので、いま何が決まっていて何がまだ案なのかを整理します。

「しぶさわくんPay」の卒業と、区が自前のアプリを持つということ

北区はこれまで、プレミアム付きのデジタル商品券を「しぶさわくんPay」という名前で発行してきました。令和6年度からの取り組みですが、決済の器は自前ではなくPayPayを使っていました。

令和8年2月9日の当初予算案の記者会見で、区長はこう説明しています。

「令和6年度から導入したしぶさわくんpayを発展させまして、新たなデジタル地域通貨をリリースいたします。区民のみならず、在勤者、在学者、来街者も利用できます。区内経済の継続的な持続的な活性化と地域内での経済の循環を促進していきます」(令和8年2月9日 区長記者会見録)

つまりほくペイは、他社の決済アプリを借りて商品券を配る形から、区が自前の器を持つ形への切り替えです。愛称は北区(ほく)と心温まる"ほくほく"を掛け合わせたもので、ロゴは桜がモチーフ。事業者はプロポーザル(参加2社)を経て株式会社ポケットチェンジが契約交渉順位第1位に選ばれました。

10月5日アプリ提供開始(2026年)
30%プレミアム付ほくペイ
18億円発行総額(以上)の規模
0円加盟店の決済手数料(当面)

10月5日までのスケジュール

公表されている日程を時系列に並べます。10月5日にまとめて3つが動くのがポイントです。

ほくペイ 開始までの日程(2026年)
8/31いま9/8区議会定例会 開会9/15サポートデスク開設予定10/5 アプリ提供開始30%プレミアム申込/DLキャンペーン11/2プレミアム利用開始出典:ほくペイ公式サイト・北区ポータル・北区プレスリリース(2026年8月26日)
日程は公表時点の予定。変更される場合があります
日付何が起きるか
2026年7月29日加盟店の申込受付スタート(済)
2026年8月26日区民限定ポイント上乗せを含む補正予算案を公表(済)
2026年9月8日令和8年第3回北区議会定例会が開会。補正予算案を上程
2026年9月15日利用者用サポートデスク開設予定
2026年10月5日アプリ提供開始/30%プレミアム付ほくペイの申込開始/ダウンロードキャンペーン開始
2026年11月2日30%プレミアム付ほくペイの利用開始(当選者が当選口数を上限に購入)

「申込」と「利用」が1か月ずれています。10月5日は申込の開始日で、実際にプレミアム分を使えるのは11月2日からです。公式サイトには「当選者の方は当選口数を上限にほくペイを購入(チャージ)」と書かれているため、先着ではなく抽選とみられます。買えるかどうかは申し込んでみないと分からない設計です。

30%プレミアム付ほくペイ

目玉はこれです。北区が発行するプレミアム付きのデジタル地域通貨で、プレミアム率30%。これまでのしぶさわくんPayが20%だったので、率としては上がっています。

販売価格は現時点で報道ベースです。区長の記者会見を報じた地元メディアによれば5,000円で6,500円分が使える設計とされています。ただし北区の公式サイトおよびほくペイ公式サイトには、2026年8月31日時点で価格・口数・申込方法の要項は掲載されていません。正式な条件は10月5日の申込開始に合わせて公表される見込みです。以下の試算は、この報道ベースの数字を前提にした目安として読んでください。

5,000円で6,500円分だとすると

1口あたりの上乗せ = 6,500円 − 5,000円 = 1,500円
プレミアム率 = 1,500円 ÷ 5,000円 = 30%

1人あたり何口まで買えるかは未公表です。仮に2口買えれば上乗せは3,000円分、4口なら6,000円分になります。口数の上限が、実際の取り分をいちばん左右します。10月5日の要項発表で最初に確認すべき数字です。

参考までに、北区が令和8年度に販売した紙のプレミアム付商品券は、1冊1万円で12,000円分(プレミアム率20%)、1人2冊まで、1万冊で完売しています。有効期限は2028年3月31日と長めでした。デジタル側の条件がこれに近いかどうかは、要項待ちです。

ダウンロードキャンペーンと、区民限定1,500ポイントの「案」

プレミアム商品券とは別に、アプリを入れるだけでもらえるポイントがあります。こちらは抽選ではなく先着です。

まず、誰でももらえる500ポイント

ほくペイ公式サイトは、10月5日から「アプリをダウンロードしアカウント登録した人に先着でポイントをプレゼント」と告知しています。区長の記者会見を報じた地元メディアによれば先着6万人に500ポイントとされています。

そこに、区民だけ1,500ポイントを上乗せする案

ここが8月26日に出たばかりの新しい話です。北区が公表した令和8年度一般会計補正予算(第4号)案に、次の項目が入っています。

「1.北区デジタル地域通貨事業費(増額) 45,000千円
国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、10月から運用を開始するデジタル地域通貨『ほくペイ』の初回ダウンロードキャンペーン(500ポイント)に、区民限定で先着30,000人に1,500ポイントの上乗せを行う。」(北区プレスリリース「令和8年度一般会計補正予算(第4号)案を編成」2026年8月26日)

可決されれば、区民は合計2,000ポイント

誰でももらえる分 …… 500ポイント
区民限定の上乗せ …… 1,500ポイント(先着30,000人)
合計 2,000ポイント

予算額の4,500万円を1,500ポイントで割ると、ちょうど30,000人分です。枠に余裕を持たせた予算ではありません。そして区が令和8年度末までに目指す利用者数は約6万人ですから、上乗せ枠はその半分ということになります。

これはまだ「案」です。補正予算案は9月8日(火曜日)に開会する令和8年第3回東京都北区議会定例会に上程されます。可決されて初めて実施が確定します。金額や条件が審議のなかで変わる可能性もあるため、10月5日を待つ前に議会の結果を確認しておくと確実です。

結局、いくらお得になるのか

現時点で公表・報道されている数字を積み上げると、北区民の場合はこうなります。いずれも確定前提ではないことを踏まえたうえでの目安です。

内訳上乗せ額条件
ダウンロードキャンペーン500ポイント先着6万人(報道ベース)。アプリを入れてアカウント登録
区民限定の上乗せ1,500ポイント補正予算案。先着30,000人・北区民限定
30%プレミアム付ほくペイ(1口)1,500円分抽選とみられる。5,000円で6,500円分(報道ベース)。口数上限は未公表
合計(1口購入・上乗せに間に合った場合)3,500円分

区民以外——北区に通勤・通学している人や、買い物に来る人——も、ほくペイそのものは使えます。ダウンロードキャンペーンの500ポイントも対象です。ただし1,500ポイントの上乗せは区民限定、プレミアム付ほくペイも区が区民向けに発行するものである可能性が高く、こちらは要項の確認が必要です。

先着枠は早く埋まる可能性があります。区は令和8年度末までに約6万人の利用者を目標に掲げていますが、上乗せの枠は3万人です。10月5日の朝に登録できるよう、アプリのダウンロードとアカウント登録の準備だけは先に済ませておくのが安全です。

買い物以外でもポイントがたまる——23区初の仕組み

ほくペイには、他区のアプリと違う設計がひとつ入っています。地域活動に参加するとポイントがもらえるという仕組みです。

区長は記者会見で「地域活動で得たポイントを加盟店で利用できる仕組みも導入します」と述べ、令和8年度の対象として次の3つを挙げました。

  1. 二十歳のつどい
  2. 食育フェア
  3. 商店街地域応援団事業

3つ目の商店街地域応援団事業は、商店街のイベント運営などに興味のある人を募集・登録し、商店街の課題解決に一緒に取り組んでもらうもので、区長は「23区初となる区独自の取り組み」と説明しています。応援団になった人にはデジタル地域通貨のポイントが付与されます。

買い物の還元率だけを比べると、渋谷区のハチペイ(区民認証で通年8%)やさいたま市のさいコイン(チャージで3%)のほうが分かりやすく高い。ほくペイは初年度のキャンペーンが厚い代わりに、通年の還元率は現時点で公表されていません。そのぶん「参加するとたまる」側に軸足を置いた設計だと読めます。

北区で店をやっている人へ:3つの手数料が0円

加盟店側の条件は、公式チラシに明記されています。

項目内容
導入費用0円
決済手数料0円(※当面の間)
振込手数料0円(※当面の間)
必要な機材QRコードを置くだけ。特殊な機械の準備やレジ改修は不要。ただしキャンセルなどの操作用にインターネットにつながるパソコンが必要
入金サイクル毎月1日〜15日の決済分を当月末日、16日〜月末の決済分を翌月15日に指定口座へ入金
申込ほくペイ公式サイトの申込フォームから。申込内容の確認・審査あり

10月5日から使いたい店は、申込が遅れると間に合いません。北区ニュース(令和8年8月1日号)は「10月5日(月)から店舗での利用を希望される場合は、8月末までのお申し込みを推奨」と書いています。この記事の公開日が8月31日ですから、推奨期限は今日です。間に合わなくても登録自体はできますが、開始日からの参加は難しくなります。

事業者向け説明会は9月7日(月)・12日(土)・27日(日)、10月11日(日)・21日(水)にも予定されています(事前申込制。説明会に出なくても加盟店登録の申込は可能)。

「決済手数料0円」には「当面の間」という但し書きが付いています。渋谷区のハチペイは中小企業者・小規模企業者について恒久的に0%としていますが、ほくペイは期間を区切った表現です。将来的な有料化の可能性は、規約と区の発表を追う必要があります。

いま準備しておくこと

  1. 9月8日の区議会で補正予算案が可決されるかを確認する。区民限定1,500ポイントの上乗せはここで決まる
  2. 9月15日に利用者用サポートデスクが開設される。使い方に不安があればここに相談先ができる
  3. 10月5日の朝にアプリをダウンロードしてアカウント登録する。ダウンロードキャンペーンは先着
  4. 同日、30%プレミアム付ほくペイの申込要項を確認する。見るべきは「価格」「1人あたりの口数上限」「申込期限」「抽選か先着か」の4点
  5. 11月2日にプレミアム分の利用が始まる。当選していれば当選口数を上限に購入(チャージ)する

スマホの操作に不安がある人へ。補正予算案には、高齢者のデジタルデバイド解消を目的としたスマホ相談窓口の設置費(3,896千円)も計上されています。区内の携帯キャリア店舗で令和9年1月〜3月に開設予定(電話予約制)。あわせて、ほくペイのリリースから年内は、ほくペイの特設窓口を設置する予定と記載されています。

区はどれくらい本気なのか

数字で見ておきます。令和8年度の予算案資料には次のように書かれています。

発行総額18億円以上規模のキャンペーン
利用者の目標令和8年度末までに約6万人
加盟店の目標令和8年度末までに約1,000店舗

予算の説明では、産業活性化ビジョン2026とデジタル地域通貨事業を合わせて690,000千円(6億9,000万円)が計上されています。区の産業経済費は、この地域通貨の導入と大規模なプレミアム付商品券事業により約9億円の増額となりました。半年で6万人・1,000店舗という目標は、区の人口規模から見て相当に強気です。

裏を返せば、初年度のキャンペーンは今後より薄くなる可能性が高いということでもあります。地域通貨の還元は自治体の予算で成り立っているため、立ち上げ期がいちばん厚くなるのが通例です。渋谷区のハチペイも開始時に総額約4.5億円のキャンペーンを打っていました。

よくある質問

ほくペイはいつから使えますか。

2026年10月5日(月)にアプリの提供が開始される予定です。同じ日に「30%プレミアム付ほくペイ」の申込と、アプリをダウンロードした人へのダウンロードキャンペーンも始まります。ただしプレミアム付ほくペイを実際に使えるのは11月2日(月)からで、申込と利用の間が約1か月空きます。利用者用のサポートデスクは9月15日(火)に開設予定です。

北区民でなくても使えますか。

使えます。北区は「区民のみならず、在勤者、在学者、来街者も利用できます」と説明しており、ほくペイ公式サイトも「北区にお住まいの方はもちろん、北区を訪れる方にもご利用いただけます」としています。ただし使える場所は北区内の加盟店に限られます。また、補正予算案に盛り込まれた1,500ポイントの上乗せは北区民限定です。

ダウンロードでもらえるポイントはいくらですか。

ほくペイ公式サイトは「アプリをダウンロードしアカウント登録した人に先着でポイントをプレゼント」と告知しており、区長の記者会見を報じた地元メディアによれば先着6万人に500ポイントとされています。これに加えて、北区が2026年8月26日に公表した令和8年度一般会計補正予算(第4号)案では、区民限定で先着30,000人に1,500ポイントを上乗せするとされています。可決されれば区民は合計2,000ポイントになりますが、9月8日開会の定例会での審議を経る必要があり、現時点では案の段階です。

30%プレミアム付ほくペイはいくらで買えますか。

2026年8月31日時点で、北区およびほくペイ公式サイトに価格・口数・申込方法の要項は掲載されていません。区長の記者会見を報じた地元メディアによれば5,000円で6,500円分が使える設計とされていますが、正式な条件は10月5日の申込開始に合わせて公表される見込みです。公式サイトの記載が「当選者の方は当選口数を上限に」となっているため、先着ではなく抽選とみられます。1人あたりの口数上限が実際の取り分を最も左右するので、要項が出たら最初に確認してください。

お店として加盟するには費用がかかりますか。

導入費用は0円、決済手数料と振込手数料も当面の間0円です。特殊な機械の準備やレジ改修は不要で、決済用のQRコードを設置するだけで始められます。ただしキャンセルなどの操作のため、インターネットにつながるパソコンの用意が必要です。売上金は毎月1日から15日までの決済分を当月末日、16日から月末までの決済分を翌月15日に指定口座へ入金されます。申込はほくペイ公式サイトのフォームからで、内容の確認と審査があります。北区は10月5日からの利用を希望する店舗に対して8月末までの申込を推奨していました。

参考リンク(出典)

本記事は公表資料に基づく一般的な情報提供であり、特定のアプリや自治体の利用を推奨するものではありません。ほくペイはサービス開始前です。30%プレミアム付ほくペイの価格・口数・申込方法、ダウンロードキャンペーンの先着人数は本記事作成時点で公式の要項が公表されておらず、記載のうち報道に基づく部分はその旨を明記しています。区民限定1,500ポイントの上乗せは補正予算案の段階で、9月8日開会の令和8年第3回東京都北区議会定例会での議決を経て確定します。利用前に必ず北区およびほくペイ公式サイトの最新情報をご確認ください。

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公開日:2026年08月31日 / 執筆:みんなの税金 編集部

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